金は天下の回り物

実家が引っ越しをすることになって、置いてあった個人的なものを処分することになった。

仕事の合間を縫っては実家に帰ってダンボールに詰め……という作業を1か月ほどにわたって断続的に行っていた。

マンガはブックオフへ。ゲームはスーパーポテトへ。CDはディスクユニオンへそれぞれ引き取ってもらったのだが、マンガは案の定二束三文。ゲームもほとんど値が付かなかった。セガサターンの『デスクリムゾン』とか『D＆D』とか、3DOの『ショートワープ』とか、アタリのリンクスの箱付き完動品とか、そこそこ貴重なものもあったのだけどね。10年前ならもっと高く売れたんだろうけど。

CDの方は1300枚余りと数も多く、マニアックなものもあって、けっこう高く買い取ってもらえた。ちなみにブログタイトルにした「The Last Supper」は、BELPHEGORというバンドのアルバムタイトルで、この発禁ジャケバージョンが一番高かった。買取金額5000円。


ところが、なぜだか知らんが臨時収入があると突発的な出費が増える。

・母親の新しい家用に冷蔵庫をプレゼント
これはまあ予定していたといえなくもない。奮発してお高いのを選んだ。

・次男の出産費用
自治体の補助金があるとはいえ、入院費もろもろが無保険なので、けっこう足が出る。これもまあ予定の範囲。

・トイレの買い替え
水流が弱く、家のトイレをタンク式に買い替え。間抜けな話だが、住んでから4年経過して「どうやら水の流れが弱いらしい」ということに気が付いた。補償期間外だったが、交渉の末、施工会社と折半で交換することに。もともといい機種だったらしく、けっこう高くついた。

・iPhoneをなくして買い替え
一昨日落とした。電話をかけても留守電のままで、「iPhoneを探す」でもずっとオフラインになっていて、交番、立ち寄った場所に聞いても出てこないまま。メインのケータイは別なので日常生活に支障はないが、仕事で使うため再購入。形式としては、iPhone5からiPhone5に機種変更となる。考えられるのは、自転車に乗っているときにポケットから落ちて溝かなんかにダイレクトイン……ということなんだろう。何が困るって、iPhoneのゲームアプリのデータが消えたのが困る。俺の『ドラゴンコインズ』のモンスターが……。


と、こんな感じでCDを売った金はあっという間にすべて消えた。前に遺産が入ってきたときも一瞬で消えたんですよ。財布の紐が緩むとかそんなチャチなもんじゃあ、断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…。